2010年6月27日日曜日

「i」は人であり愛である。i のそばには「t」があり、2つが仲良く機能すれば社会はよくなる。

武田鉄矢さん演じる金八先生の「人という文字は…」のくだりみたいになって恐縮です。

「i」は人、そして「愛」。

「i」のそばには「t」がいる。それは、テクノロジー。
「i」と「t」、愛を持つ人とテクノロジーがいつも仲良く肩を寄せ合っていると社会は必ず豊かになるんだろうなあと。

実は金曜日、ソフトバンクの新30年ビジョン発表会に参加した。
会場にいた株主の皆様やtwitterで応募し、当選した1,000人の一般参加者といっしょに孫さんの最後の大法螺を見届けた私ですが、最近、自分の仕事や環境に苦しんでる自分にとっては非常に有意義な時間を持てたと思う。

孫さんが目指すのは真の情報革命。社会全体がITによって本当の意味で豊かになること。
会場にいた人やUSTを最後まで視聴した人の中には、孫さんの一世一代の大法螺に共感し、心踊ったり、自分自身と比較して疑心暗鬼になったり、耳をふさいだりといろんなリアクションがあったことと思う。そういえばペテンだの詐欺師さの言ってる輩もいたとか。

それは個々人の受け止め方だし、誰がどんな感じ方をしても人それぞれだと思う。
私自身が冒頭に書いた「it」の解釈は、孫さんの「志高く」を読み、このイベントに参加して感じたことである。純粋にそういう社会が来ればいいと思う。

何百年経とうが人間は人間。
血が通った生身の人間は食事もするし、排泄もする。人を好きになったり、嫌いになったり、傷ついたり、わがまま言ったりということは変わらない。我慢もするし、辛いときには涙も流すだろう。おもしろいと思えば大声で笑ったり、ときには間違った選択をして迷ってしまうこともあるだろう。
そういう基礎的な部分での人間らしさは残るけど、ITの進歩はこの人間的な営みをもっともっと感動的にしてくれるのではないかと。

20年以上前の学生時分に、友人たちと「腕時計みたいな電話があればいいね」とか「007シリーズに出てくるボンドの小道具があれば」などと言ってた時代は確実に進歩し、使い切れないほどの機能を搭載した携帯電話が存在し、情報通信端末は完全にその空想世界に近づいたわけだ。

そういうことを考えると、金曜日の孫さんの演説は、子供のころに持っていた夢の続きを見させてくれるものだったと言える。現代に生きるポケットのないドラえもんのようだ。
ちょっと褒めすぎ。

ただ、すべてに共感・満足したわけじゃない。
情報革命の中でアナログ文化が消滅し、誰も「紙」を持ったり、使ったりしなくなるというフレーズがあったと思うが、そこは共感できなかった。この15年ぐらいウェブ畑で仕事をする私ですら、100%紙というメディアが消滅するとはやはり思えないから。ただ、どうなってるかは予測できないので、仕事柄、30年後の手紙の在り方とかを考えてみたいとは思う。

「i」は人であり愛である。i のそばには「t」があり、2つが仲良く機能すれば社会はよくなる。
そう思うと、これから世を良くするヒントはまだいくらでも隠れてる気がする。

Posted via email from onisato's posterous

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